スマホ端末の買い方

格安スマホが格安スマホであるには、いかにして安く買うかがポイントということにもなります。SIMフリーがその発端となっていますが、それに伴ってスマホ端末の買い方の変化も予想されます。
これまででは、各キャリアから2年契約と合わせることで、端末を格安で手に入れることができたのですが、キャリア側としては、ユーザーがいつ他社に移るのかが分からないので、SIMフリー化したスマホ端末の場合は、今までのように格安で渡してしまうわけにはいかないということになります。そうなるとSIMフリーのスマホ端末は、定価に近いような価格で売らざるを得ないわけで、それに伴って、初期費用のアップも避けられないかもしれないでしょう。
現在主流となっているキャリアが取り扱っているハイエンドスマホは、割引なしなら6万~10万円ぐらいします。最新のiPhoneでも当然のように実質0円で手にゲットしていた側からすると、SIMフリー化はいいことづくめとはいかないのです。スマホ端末の初期費用が高額になれば分割払いなどもあるのでしょうが、それでは意味がありません。
そこで新しい選択肢として注目されるのが低価格スマホです。先行した低価格スマホは中国製や台湾製でしたが、最近になって、国内メーカーもSIMフリー&低価格というスマホ端末をどんどんリリースするようになってきました。SIMフリー化を見据えて当然の動きであり、今後はもっと活発化することも予想されます。
こうした低価格スマホ端末に、MVNO(仮想移動体サービス事業者)の格安SIMを組み合わせれば「格安スマホ」の完成となります。言ってみれば「格安スマホ」とは「そこそこのスペックのスマホ端末」で、「格安SIMを提供する事業者」と契約するプランということになります。これこそ新たな選択肢です。